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私のソウルフード

by Naoki.URAI✅

彩華ラーメン

残念ながら東京には店舗がない。

東京に店舗のある神座のラーメンに、ニンニクやトウガラシをたっぷり入れた味に近いんじゃないだろうか。

高校時代、部活動の試合前によく行った。
ただでさえパンチのあるラーメンへ、さらにニンニクを大量に投入した「 麺3玉 」の大盛りをゲン担ぎとしてメンバーで食べたものだ。懐かしい。

今思い返せば、こんなオッサンも意外にしっかり青春してたんだな。

最後の試合は近畿大会予選でベスト16だった。
大会が地元で開催されるということで、ベスト8まで残れば大会進出がかなうというスペシャルラッキーなタイミング。

出場が決まればユニホームの肩に”奈良”って入れないとな!いくらかかんの?とワイワイいいながら彩華ラーメンを食べていたが、一歩およばず敗退してしまった。

もう明日から部活ないのか。と思った瞬間に涙がでた。
いつのまにか部活が当たり前になっていたみたいだ。ただ、元来マルチタスクができないアタマなので、入学当時には上から10位だった成績も卒業時は下から10位だった。

学力はさておき、不意にこのラーメンを思い出した理由は、多感な高校時代の部活が濃密な出来事で溢れていたからだと思う。

自分は元々副キャプテンだった

不幸な事故によりキャプテンが他界し、繰り上がりでキャプテンとエースナンバーである背番号4を背負う事になった。

この頃から人付き合いが苦手だったので、最後までだらしなく頼りないキャプテンだったと思う。

地元に居る時は、毎年命日近くに一人で墓参りをしていた。

墓はいつも綺麗だった。花やそいつが好きだった煙草(高校生)なんかが飾られていて人気者だった事がわかる。

元キャプテンとは事故の直前まで話していた。でも訃報はほんのその数時間後にとどいた。

翌日、登校中も半信半疑だったが、その途中、一人で登校する元キャプテンの彼女にあった。
自分の顔をみるなり顔が歪み、声を嚙みころしながら涙を流すのを見て「あぁ本当なんだ」と現実を突きつけられた。当然かける言葉もなく、ただただ校門まで一緒にゆっくり歩いた。

正確にはその時にはまだ彼女じゃなかったのかもしれない。
その事故の直前に「今度の試合に勝ったらデートする」と話していたからだ。

でも好きでもない男を応援しないだろうし、そんなご褒美なんて用意しないはずだ。
既に相思相愛で、本当にあと少しのきっかけで付き合う事になってたんだろうと思う。

彩華ラーメンは部活やそいつを含めたメンバーとの思いでの味。

好き嫌いの分かれるラーメンだけど自分は大好きだ。
地元にかえったら墓参りのついでに、ぜひ行こうと思う。


彩華ラーメン本店

バレーボールも久々にやりたいけど、多分スパイクの踏み込みで肉離れを起こす予感がまんまん。



Naoki.URAI✅
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